長野県立美術館 長野市

ひよこ豆

2021年07月06日 07:18

2021年4月、新装オープンした長野県立美術館です。


荘厳な善光寺さんを一望し、長野市を取り囲む深碧の山々を背景に、人と自然とを一体化したランドスケープミュージアム。
事前知識ゼロでも、そのコンセプトがまざまざと浮かぶ建築に素人目線でも感嘆せずにはいられません。
建築家の宮崎浩氏が手掛けたそうです。
そういう業界に疎いので、どんだけ凄い方なのか存じ上げませんが、
作品をみればたちまち凄さを感じて、感動してしまいます!!



慣れ親しんできた東山魁夷館は以前からある魁夷の池も、さらに洗練されて展示されていて、
見る人ごとに変わる心の景色を映し出しています。

長野の人と自然を愛した東山魁夷、その絵は静寂と共に強烈な生命力を連想させ、
見る度に、生きる気力、命のありがたさなんかをじわり、感じてしまう。
、、、難しいことは分からないので、感じるままに、心の赴くままに的鑑賞法です。
以前、何度か見ている東山魁夷館ですが今回新たな発見あり!
魁夷はモーツァルトのレコードをよく聴いていて、
そしてあの魁夷の「緑響く」に登場する白い馬はモーツァルトのピアノ協奏曲第23番2楽章から浮かんできたそうな!!
そっか、そっかモーツァルトか!!となんだか無性にモーツァルトが聴きたくなったのでした。


話しはそれましたが、美術館。
展示場ごとに入場チケットが必要なのですが、ということは、
共用部分は出入り自由でショップやカフェなどだけの利用も可。
また水辺テラスの霧タイムは時計の長い針が30分を指したときにはじまるそうです!
これ、小さな息子に見せてあげたい。
また、美術館周辺に広がる公園も親水コーナーがあり夏場は小さな子供たちの笑い声が響きそう。


そしてスタッフのユニフォームは長野県出身の若きデザイナーの黒河内真衣子さんが手がけたもの。
ちょっとこれ、素敵なんです。
着てみたい!のでミュージアムスタッフに応募してみたい~なんて思っちゃうくらい。
パリコレにも名を連なる黒河内さん、凄いじゃないですか!
只今彼女の展示も開催しております。
モデル?デザイナー?かと思ってしまうほどおしゃれな装いのお客様もチラホラすれ違い、
つい振り返って見つめてしまうほど。
そんな黒河内さんの「道」をそっと覗き見るように、あまたのメモやスケッチ、スナップをじっと見る。

JAXAの展示、巨大スクリーンに映し出される長野県の大地。
「あ、諏訪湖あった!あ、あ、あれは!」なんてつい自分ちを探しちゃう。(笑)




見どころ満載な新生、長野県立美術館。
是非楽しんできてください!!
黒河内さんの展示は8月15日まで、
そして7月29日からは東山魁夷の白い馬シリーズから白馬の森が、
そして、そして8月28日からの「森と水と生きる」ではモネの水連、菱田春草の伏姫と
見たい展覧会が続々登場!
これは年間パスポート欲しい~~ってありますあります!
来年の3/31まで有効のNAMパスポートは4,000円です。

長野県立美術館
住所:長野県長野市箱清水1丁目4−4
営業:9:00~17:00(企画・コレクション展)
    9:00~16:30(アートライブラリ)
定休日:毎週水曜日

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